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斉安公所、別名帝主宮や黄州公館、湖北省斉安郡からの移住者が修理費を寄付して修繕しました。正殿では、「三元大帝」(三官尊神とも呼ばれる)が祀られています。三官とは、「天官・地官・水官」のことで、上古時代に生きる先祖たちが天、地や水の自然現象を崇拝することに由来しました。中国古代人は宇宙に存在するすべてのものは、天・地・水の三つの基本要素、総称して「三元」なしには生存・成長できないと考えられています。その故、旧暦1月十五日に、一等級の天官を祭る「上元節」、旧暦七月十五日に、二等級の地官を祭る「中元節」、旧暦十月十五日に、三等級の水官を祭る「下元節」と呼ばれる祭りが行われます。
東漢時代(西暦25〜220年)、道教の創始者の一人である張陵は、五斗米教を創設し、三元を神格化するようにしました。後の道教はこれを継承・発展させ、天官は人に幸福を与え、地官は人の罪を許し、水官は人の窮地を救うと考えたのです。更に、唐・宋の時代は、三官の誕生日の日に殺生を禁じる命令も出しました。その中には、死刑囚の取り調べや処刑も含みます。三官の地位はそれほど高くはなかったが、民衆にとって最も重要な事柄を担当していたため、各界の人々から支持されていたのです。